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|カントリースタイルとは|カントリーライフな人々|本当に豊かな暮らしとは?|
皆さんの考えるカントリースタイルってどんなものですか?
カントリースタイルには、2つの意味合いがあると思います。
1つは、家や庭、お部屋のインテリアなどにカントリー様式を取り入れること。本格的な輸入住宅、無垢の素朴さを生かした家具、アンティークキルトを飾ったり、バスケットを吊るしたり・・。 長い年月をかけて培われてきた生活の中に根ざした機能美だったり、或いは、自然素材の風合いの優しさだったり、に惹かれるのかもしれませんね。
もう1つは、生活様式に昔ながらの生活習慣を取り入れること。 「カントリーライフ」などという言われ方をすると、いなかに移住して、それこそ衣・食・住ほとんどをを自給自足でまかなうのを目指してます、 などという生き方を想像されるかもしれません。実際そのような暮らし方をされている方をテレビなどで拝見して、本当に素晴らしいなと感心させられます。 でも大概の方は、そこまでの覚悟も根性も持ち合わせていませんよね。 わたしもその一人。生活様式をスローライフに変えることは難しい。 だけど、わたしらしく、「わたしのカントリー」を取り入れることはきっと出来るはず!!
無農薬の野菜を育てる、とまではいかなくても出窓でハーブを育てて料理に活用するとか、子ども服を手作りしたり、気に入らない色の雑貨は好みにペイントしたり。 そして大事なことは、ちょっと高いとか思っても本当に好きな物を選ぶこと! 好きだから長く大切に愛用する事ができる、好きだから壊れたら修理してでも側に置いておきたいと思うでしょう? こんな所がもしかしたら、エコになったりしちゃうと思うんです。 物を長く大事に使う。まさにカントリースタイルの根底に流れる思想につながるのでは? カントリーで地球を救いましょう!!(爆)
わたしが実現出来るカントリーなんて、上辺だけのただの真似事と言えるかもしれません。それでも精一杯好きな暮らしをしていきたい。 そんな風に思っています。
以下に、生き方そのものがカントリースタイルと言える方々をご紹介します。
アメリカ ペンシルバニア州ランカスターに「アーミッシュ」と呼ばれる人たちが住んでいます。 彼らは、形よりも実践することが信仰であるという信念を持ち、農業・酪農を中心に生活しています。 電化製品は極力使わず、昔ながら(18世紀)の生活様式を頑固に守り続けています。彼らは争いの元になる「人に誇れるもの」を持たないという主義。 質素で穏やかな伝統的な暮らしを今なお続けています。 何て心が洗われるような人たちなんでしょう。生き方が美しい人たちとは彼らのことを言うのではないでしょうか。
1985年、ハリソン・フォード主演のアメリカ映画『刑事ジョン・ブック/目撃者』の中ではアーミッシュの人々の生き方がつづられています。 是非ご覧になって下さい。 また2006年10月「アーミッシュの学校で銃乱射、5女子生徒死亡」の事件では、「わたしを先に撃って!」と犯人に申し出た13歳の少女の言動が胸を打ちます。
“シンプル”という贈りもの―アーミシュの暮らしから―
著者:ビル コールマン, Bill Coleman (原著), 青山 南 (翻訳)
出版社:クロニクル・ブックス
シェイカーと呼ばれる人たちもアーミッシュに似ています。わたしは「シェイカースタイル」が好きで、いすやシェイカーボックスなどの家具を取り入れています。
飾り気の無い、潔いまでのシンプルさは、いつまでも飽きが来ず、またどんなスタイルとも相性が良いのです。
シェイカーは純潔を守った人々なので子供が増えていかないために、消滅してしまったということです。ただ、その伝統的なスタイルは今でも受け継がれています。
絵本の挿絵画家であるターシャ・テューダーさんはご存知でしょうか。 彼女は現在ニューイングランドのバーモントで暮らしています。 広大な敷地の中に広がる昔ながらの建物と庭で、自然とともに、自然の声を聞きながら 愛するコーギ犬と、本当に心豊かに暮らしています。
ターシャさんはNHKで取り上げられ放送されるなどして、もう本当に有名ですよね。
本屋さんにも彼女のコーナーが設けられており、写真集を初めとする彼女の生き方を記した本が平積みで置いてあります。
是非一度手にとってご覧になってください。
2008年6月18日、ターシャさんは、バーモントのご自宅で家族・友人に見守られながら安らかにご逝去されました。92歳でした。ご冥福をお祈りいたします。
暖炉の火のそばで―ターシャ・テューダー手作りの世界―
著者: トーバ・マーティン /リチャード・W.ブラウン
出版社: メディアファクトリー
本当に豊かな暮らしって何でしょう。
あらゆる電化製品に頼った便利で快適な暮らし。
車でどこへでもスーイスイ。
携帯電話でいつでも人と簡単につながれる。
そしてお金を出せば何でも手に入る。
一度「物」に振り回される生活を見直してみませんか?
そんなに便利にする必要性がありますか?
何を追いかけているのですか?
時間をかけて一つ一つ手作りする過程を子供たちと楽しんでみませんか? きっとそんな時間がかけがえのないものになっていくはずですよ。
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